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招待状印刷の欧米事情
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ご婚約おめでとうございます。
この度は当社のウェブサイトにアクセスいただき誠にありがとうございました。
当社の前身は広告やパッケージを手がけていたグラフィックデザイン会社です。
以前より親戚や友人の結婚式に出席し、いつものようにありふれた招待状や席次表を手にするたびに、
これだけ世の中が豊かになり生活スタイルや嗜好が多岐に亘るようになった今、そのようなものしか選択肢のない日本では恥ずかしい。
今の時代に似合うモダンで新鮮なデザインが望まれているのではないのかと思い至るようになり、クライアントに依頼されるのではなく、
独自に結婚式ペーパーアイテムの研究を始めたのです。
機会がある度に欧米のペーパーアイテム事情も視察しました。
それらのカードを同業者さんが輸入して日本でも販売されているようですが、欧米ではカード文化が生活に根付いていることもあり、
そのデザインの豊富さや加工技術に驚嘆しました。
例えば、表紙全面に花柄などを立体エンボス(彫刻のような盛り上がりのあるペーパー)や箔押しで意匠した、とても凝った表紙飾りは、
それを作った職人技術にため息が出るほど感銘を受け、それはそれはすばらしいものです。
だけど冷静になって考えてみると、それは欧米の生活環境でこそ似つかわしく、
その表紙飾りは挨拶文面をスクリプト体で組んだ欧文フォントでこそとても似合います。
そしてその印刷も金属版に文字を逆文字で彫り込んでプレス印刷する古典的なエングレービング(凹版)が当然のようでした。
インクが紙に圧着されインクの厚みがエッジを持っていますので、印刷された文字を指で触れると少しざわざわと抵抗を感じます。
その微妙な感触がエングレーヴィング印刷の真骨頂で、印刷された文面を眺めただけでそのクオリティが伝わってきます。
そしてその風合いとたたずまいにアートを感じてしまいます。
参考までに銀座伊東屋さんや当社本拠地(福岡)のジュリエットレターズさんではこのエングレーヴィング印刷を承っているそうです。
アメリカの文具メーカークレイン社に依頼するそうで、納期もさることながらその印刷料金は半端じゃありません。
説明が長くなりましたが、ひるがえって挨拶文を日本語フォントに置き換えて普通にプリンターで印刷して見ると、
その素晴らしい表紙飾りとは水と油、違和感があり全然マッチしないのです。
やはり欧米で以上のようなエングレーヴィング印刷で使用されてこそ、本来の良さが出る商品だと思い知りました。
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