1.ホームポジションは福岡(博多)です。
新幹線などJRの駅名に博多が使われていますし、一風堂に代表される豚骨味の博多ラーメンや、博多どんたく等、博多を冠した有名なものが多いため、博多という地名があると誤解されているようですが、実は博多という地名はありません。(博多区はあります)福岡市が正しい地名です。東京を「江戸」といっていたように、博多は昔ながらのそのような呼称だと認識してください。10数年前にバブルが弾けた後も、キャナルシティや、イル・パラッツオのオープンでデザイン関係者や流通関係者を中心に、日本中の高感度な人々達の注目を集め、日本の中でも極めて元気の良い都市として一目置かれる存在になっています。福岡は昔からタモリ、武田鉄也、井上陽水、チューリップ、チェッカーズ、松田聖子他、数多くの一流ミュージシャンやタレントが巣立った土地として、それらの業界では一目置かれていますが、また全国的にみても、グラフィックデザイン業界のレベルも極めて高く、優秀なデザイナーが数多く存在しているところでもあります。一地方都市ですので、大企業のクライアントには恵まれないハンディはありますが、デザインの質の面では東京のデザイナーと伍しているのではと自負しています。街はコンパクトながら自分の掌中内にすっぽり収まるエリアですので、不足のないショッピングエリアや、安くて旨い飲食店が見事に充実しています。街の中心地から福岡空港まで地下鉄でわずか12分で行けますし、海や山等の自然環境にアクセスするのにも、中心地から車で30分程度の至近距離です。便利この上ない都市機能を十分に満足たしつつ、気分転換を求めるのにもさほど時間がかかりません。この福岡には、気持ちが安らぐ田舎の魅力、暖かさも同居しています。地方都市ですので当然ながら、家賃や一般物価が東京と比較して極めて安い事もあり、その為住みやすさでは全国的にも上位にあるのでしょう、転勤族のアンケートでも札幌を僅差で破り、住みたい都市のNO1.になっています。その他明太子やお菓子のひよこ等、並べればきりがないほど全国区になっている福岡を象徴する有名アイテムが目白押しですし、王さん率いるソフトバンクホークスのホームポジションでもあります。ただ2005年3月20日に、地震が起きないと思われていたこの福岡で震度6弱の大地震が起き、震源地に近い玄海島では相当のダメージを受け、各地でビルや家屋の一部が損傷しました。当然自宅や会社でもものが落ちて壊れたりとそれなりの被害が出ましたが、火事の発生もなく人的被害も軽微でした。私たちが呼吸しているこの福岡をとても愛していますので、これからもこの土地で全国に向け、いい仕事をしていきたいと考えています。余談ですが、2005年4月に幻冬社より出版された、芥川賞作家村上龍さんの「半島を出よ」上下2巻はこの福岡が舞台になっていて、北朝鮮のコマンドたちが上陸して福岡ドームを制圧し、日本中をパニックに陥れるという近未来小説なのですが、これが圧倒的におもしろくお奨めです。
2.弊社は根っからのデザイン事務所です。
十数年前から個人の名刺や年賀状を中心にデザインのテンプレートを開発して、東急ハンズさん、ロフトさん、銀座伊東屋さんを窓口に印刷までの受注を行っております。今は招待状キットになどブライダルペーパーアイテム製品開発に全力投球していますが、その前は企業を相手に広告やグラフィックデザインを請け負うごく普通のデザイン事務所でした。当初は自分の手がけた作品が世に出るのがうれしく、デザインを創るたびに興奮していましたが、その内、斬新なアイデアやデザインを理解出来ないクライアント担当者との力関係に折れ、ここは東京じゃないんだと、泥臭いデザインに修正させられたり、仕事の質を落とさざる得ない事が積み重なり、デザイナーとしての矜持が保てないようになりました。年齢を積み重ねるにつれ、クライアントから依頼されるコマーシャルな仕事はしたくないという気持ちが膨れあがり、個人をクライアントにした、商売としては無謀で馬鹿なデザイナーが世の中に一人くらいいてもいいのではないか、という考えで方向転換を果たし、現在に至っています。
望むところだった、時間やクライアントに振り回されるコマーシャルな仕事がなくなり、自社のデザイナーは自己の能力を存分に発揮できます。例年恒例の年賀状でも一年、招待状や新規テーマには数年というスパンでたっぷりと時間を掛け、手作り招待状キット、季節商品である年賀状デザイン開発に取り組んでいます。
当社代表の永岡は2006年1月より、永久カレンダーと時計のプロダクト商品に取り組んでいましたが、当社初プロダクト商品がいよいよ完成しましたので、2007年4月18日より6日間開催のミラノサローネ(TOKYO DESIGN PREMIO)に初出展します。日本では4月から全国のインテリアショップや雑貨店で販売を開始する予定です。
3.アナログが大好きです。
デザイン制作のアイデアやモチーフは、手作業の感性にこだわり、アナログなテイストが香る仕事を追求しています。作品にコンピューターの臭いが露呈するのが嫌で、コンピューターを使用しても、例えば、デザイナーの定番ソフト、いかにもフォトショップで制作しました。といわんばかりのコンピューター作品にならないように気をつけています。またとても良くできているそれは別として、コンピューターで創った3D作品は暖かみに欠け、人の情感に訴えかけないような気がします。そう感じるのは私だけでしょうか?最近のデザイナーの仕事を見るにつけ、コンピューターが創ったとしか思えない安直な作品が氾濫し、誰がデザインしたのかが全く問われないような風潮になっているのは、いかがなものかと感じています。当社ではなるだけコンピューターに頼らず、手で出来ることは手で行うがモットーですが、とはいえ、最後の印刷用版下はアップルのコンピューター上で組版し、手書きや立体制作したモチーフは写真やスキャナーで取り込んだものを配置していますので、当然コンピューターは欠かせないツールです。
本社所在地
〒815-0032 福岡県福岡市南区塩原2-6-3
株式会社 エーアールユー
代表 永岡 武
資本金 1,000万円
法人登記 2001年2月(以前は個人デザイン事務所経営)
電話 092-512-9351 ファックス 092-512-9352
E-mail aru@aru.gr.jp
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